大阪府羽曳野市が、歴史ある旧浅野家住宅の、建物と敷地を、新たな観光・交流の拠点として再生・利活用に向けた調査や運営方針等を検討中。
サウンディング型市場調査を実施します。
旧浅野家住宅
平成29年(2017年)4月に日本遺産に認定された「竹内街道」に接道する旧浅野家住宅。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の白鳥陵古墳と峯ヶ塚古墳の間にあり、歴史と文化が交わる地域に位置します。
江戸時代より油絞業が営まれ、明治時代に酒造業に転じるため酒蔵を建築。時代とともに増改築が行われていますが、主屋や長屋門等については、江戸時代の伝統的な造りが残っています。
当時の建築技術で建てられた古くからの建築物は、当時から現在までにわたり、この地域の景観を構成する上で非常に重要な要素となっています。
羽曳野史によると、旧浅野家住宅は「天保3年~嘉永6年(1832年~1853年)の「油方勘定帳」を残しており、天保頃には人力油絞業が始めていたことが知られ、嘉永6年(1853年)には、原料菜種を年間623石余りで、120石余りの油を搾り出している」とされ、「幕末には軽墓村(現軽里)の年寄を勤め、また狭山藩札の札元にもなっていた」と示されています。
現状
平成15年(2003年)に酒造業を廃業され、酒蔵・麹蔵・作業場・ミセ西については手入れがされていない状態が続いていたため、建物の内外装や設備等の老朽化が進んでいました。
そのため、令和2年(2020年)に安全性を確保するため、北側部分の建物を撤去しています。
サウンディングの概要
この歴史ある旧浅野家住宅の利活用を通し、地域の活性化に取り組む事業者の公募をいたします。
公募に際しての諸条件の整理を目的に、民間事業者の皆様の自由なアイデアやノウハウ、参入意向または参入する上でのご意見などをお聞きするサウンディング型市場調査を実施します。
下記以外の詳細については、こちらや、羽曳野市ウェブサイトをご覧ください。
主なサウンディング項目
- 基本コンセプト
- 提案する事業の概要
- 現実するにあたっての課題や留意事項
- 羽曳野市と民間事業者との役割・リスク分担に関する提案
- その他、事業収支計画やアピールしたい内容、補足事項など
スケジュール ※状況により変更になる場合があります
現地見学会・説明会(参加申込期限) | 令和6年1月15日(金) |
現地見学会・説明会 | 令和6年1月22日(月)・23日(火) |
サウンディングの参加申込期限 | 令和6年1月31日(水) |
提案書提出の期限 | 令和6年2月19日(月) |
サウンディングの実施 | 令和6年2月27日(火)・28日(水)・29日(木) |