分散型宿泊施設「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が2024年7月18日(木)に開業

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NIPPONIA 佐渡相川 金山町

チェックインから食事・体験まで相川町民と関わるホテル「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が、佐渡金山の町「相川」に2024年7月18日(木)に開業。

約400年前の金山発見以降、開拓された金鉱夫で賑わった相川金山町の魅力を活かした、分散型のホテルです。

目次

100年後も賑わうまちづくりへ「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」の挑戦

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」は、地域に残る古民家を改修し、4棟7室の分散型ホテル。

佐渡金山の町・相川の住民が主体となって設立した株式会社相川車座のメンバーが中心となって、相川の町人が関わってつくる“まちごと”ホテルをつくりました。

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

滞在を通して、金山で繁栄した頃を残す昔ながらの街並み、佐渡おけさに代表される伝統芸能、地域住民との交流を堪能。

「また、会いに来るね、戻ってくるね」と言ってくれる、相川ファンを増やしたいと考え、展開しています。

NIPPONIA佐渡相川 金山町

・住所:新潟県佐渡市相川二町目23(フロント棟)
・アクセス:
 <佐渡島への移動> 佐渡汽船 新潟-両津 ジェットフォイル 約1時間 カーフェリー 約2時間30分
 <両津港から相川地域へ> 新潟交通佐渡 両津-相川 路線バス 本線 約1時間10分 自家用車・レンタカー 約45分
・宿泊料金:1.7万円~8.6万円/1泊・おひとり様あたり
・客室数:4棟7室(内2棟は1棟貸し)
・収容人数:3名/室×2室 4名/室×4室 6名/室×1室
・URL:https://nipponia-sado.jp/
・Instagram:https://www.instagram.com/nipponia_sado/

独特な文化を形成してきた、佐渡相川 金山町

佐渡島

佐渡島は、金山の盛衰をともにし1600年頃から開発されていた地域。金山が発見され 江戸幕府が直接統治した天領地として発展してきました。

相川(あいかわ)という町は、金山の開発のため様々な地域から多様な人々が入り混じり 、最盛期には 10万人もの人が住む鉱山町でした。

佐渡金山の施設遺構はもちろん、江戸時代の中心地だった京町通りの町なみ、佐渡おけさに代表される伝統芸能 そして相川の「ひと」の魅力など、全国から様々な歴史文化が持ち込まれ、現在まで独特な文化を形成しています。

建物ごとに特徴の違う客室を用意。

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

昔の古民家のもつ風合いや魅力を活かして、当時の相川町民の暮らし・日常を体験してもらえる客室。

古民家4棟7室の分散型ホテルとして、建物ごとに特徴の違う客室が用意されています。

4棟ある客室棟のうち2棟は1棟貸しで、ご家族やご友人とのんびり寛ぐことができます。キッチンや洗濯機も設置されているので、長期滞在もニーズがありそうです。

メイン棟「清水家」は、地域の人達と交流する場に

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

フロント棟である清水家は、元々は佐渡の伝統工芸品である無名異焼の工房兼店舗。

町に開かれた立地である特徴を活かして、地域の玄関口、また地域との交流の場として親しまれてきました。その機能を受け継ぎ、4室の客室と地域の人達で交流するロビーにもなっています。

この建物で実際に焼いていた「レンガ」を通り土間に使い、実際に「清水家」で使っていた箪笥をカウンターとして活用。

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

通り土間を進むと畳の座敷があり、宿泊者と町の人で交流する場所になっていく予定。

客室は、実際に使っていた電気釜をテーブルにした“窯”や建物の中に蔵がある“内蔵”など、無名異焼の窯元だった古民家の個性を生かした客室が4室あります。

京町通り「鐘楼庵」「山師 新五郎」「左門町」

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

江戸時代の京町通りには、3棟の古民家を改装したお部屋を用意。

鐘楼庵は、江戸時代から朝晩、時を知らせてきた時鐘楼を眼前に。京町通りのまちなみ、そして夕日の沈む海を遠景に望み、華美ではありませんが落ち着く空間が用意されています。

NIPPONIA 佐渡相川 金山町

「山師 新五郎」と「左門町」は、ともに一棟貸しの客室。

こちらは、佐渡金山の鉱夫が住んでいた鉱山住宅を改修。外にはウッドデッキも。

ゆっくりと古民家外のデッキで落ち着いた時間を過ごすことができます。

金山町「相川」の地元の“日常”にふれあう!そんな滞在を

佐渡島 古民家ホテル

地元の観光案内所を拠点に、佐渡相川のまちで地元住民に愛されている飲食店や施設と共に、鉱夫で賑わった金山町の持つ魅力を感じてもらえる宿泊施設を目指す「NIPPONIA佐渡相川 金山町」。

佐渡相川エリアの歴史文化を知り地元との交流を通じて、より深く地域を楽しんでいただくための体験プログラムを共同開発して提供してくれます。

相川での滞在イメージはこんな感じでしょうか。

まずは、佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ」にチェックイン

佐渡金山への玄関口となる観光拠点・「きらりうむ佐渡」でホテルのチェックイン。

ホテルに宿泊する方に、金山の歴史を知っていただくため、「きらりうむ佐渡」内にあるプロジェクションマッピングに無料でご案内。

プロジェクションマッピング鑑賞後は史跡 佐渡金山へ。事前知識が入っているので、金山の史跡を一層楽しめます。

佐渡島 古民家ホテル

ホテルのウエルカムドリンクは、地元のバーで提供

客室で一息ついたところで、近くにあるOKESA BAR「BUNZO」でウエルカムドリンクを。

相川車座の町の代表でもある店主の岩崎さんが、地元の水先案内人となって地域へのつなぎ役に。

まるで自分の故郷に帰ってきたような気持ちで街を散策しながら、岩崎さんから紹介を受けた寿司屋さんまで歩いて向かい、地元の新鮮な食材を堪能します。

佐渡おけさの練習を見学、そのまま夜の地元を楽しみ、古民家の客室でゆっくりと。

佐渡島 古民家ホテル

食事を終えて、客室への帰路で「BUNZO」の前を通ると、本日は地元の方が集まって伝統芸能「佐渡おけさ」の練習日。練習とはいえ本物の佐渡おけさを目の前で見られたのは幸運でした。せっかくなので、そのままBUNZOで一杯飲むことに。お店に同席していた原田さんは、商工会青年部長でSPORTS BAR「SUSHIKA」も経営しているとのこと。

「SUSHIKA」でダーツを楽しみ、地元の人との交流が楽しいスナック「J1」も紹介してもらい、ディープな金山町の飲食店で、はしご酒。夜を満喫したあとは、部屋に戻って宴の余韻に浸りましょう。

建物の魅力を残した個性豊かな古民家の客室では、ヒノキの浴室壁のお風呂にゆっくり浸かり、長旅の疲れを癒やします。

地元住民によるガイドがホテルまでお出迎え、自然や歴史文化にふれてゆっくりとした2日目を

翌朝は遅めの起床。予約していた地元の「ふれあいガイド」がお迎えに。相川町の歴史ある街並み、江戸時代の中心地「京町通り」などを案内してもらえます。

相川の町の魅力をガイドさんに教えてもらい、午後からは、史跡佐渡奉行所跡や金山の神様「大山祗神社」などを巡るか、車で10分ほどの達者海岸でアクティブにカヤック体験で楽しむか、悩ましいところです。

日が暮れる前に部屋に戻り、ウッドデッキのある客室で日本海に沈むきれいな夕日を眺めながら、旅の仲間と語らいます。話が盛り上がり、気づくと夕飯時。今夜は、ふれあいガイドのガイドさんに教えてもらった食事処へ…。

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