レトロな建物・文化を体験!町家や古民家に出会える東海の建物博物館

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東海 博物館
出典:博物館明治村公式サイト2丁目エリア

今週はいつもと違った週末に!江戸からや昭和初期に建てられた町家や古民家などのレトロな伝統建築から、そこにあった人々の暮らし・文化を体験できる博物館まで、東海の町家・古民家に出会える建物博物館を集めてみました。

電車で行けるところから、小旅行としてゆっくり足を運んでみたい建物博物館まで、魅力的なスポットをご紹介します。

目次

東海エリアにある町家・古民家に出会える建物博物館3選

東海には、町家・古民家に出会える建物博物館が複数あります。

今回は愛知県犬山市の「博物館明治村」をはじめ、3つの建物博物館をご紹介します。

東海随一の建物博物館「博物館明治村」(犬山市 / 愛知県)

東海 博物館 古民家
出典:博物館明治村公式サイト2丁目エリア

約100万㎡という広大な敷地面積を誇る「博物館 明治村」。

20世紀建築界の巨匠として名高いフランク・ロイド・ライト(1867-1959)によって設計された、旧帝国ホテルの中央玄関部が有名な明治村ですが、正門のある1丁目から北口のある5丁目まで、5つのエリアの中にがあります。

国の重要文化財、1件が愛知県の有形文化財、歴史資料では、2件が国の重要文化財に指定された建物などが並び、門をくぐればそこはまるで明治時代。伝統的な建造物の中にはレストランやカフェとして利用できるものも多々あり、当時の味を再現したグルメとその雰囲気から、明治文化を思いきり堪能することができます。

東海 博物館 古民家
出典:博物館明治村公式サイト 村内地図

明治後期から大正初期にかけての商家を知る4丁目エリアでは、表構えや番台に古風な銭湯のおもかげを見る「半田東湯」や、石川啄木が名作を生み、家族と暮らした場所「本郷喜之床」などが立ち並び、赤レンガ通りに並ぶ和洋折衷の街並みを歩く2丁目では麹の仕込みが行われた京町家「京都中井酒造」、増改築を繰り返した3階建ての町家「東松家住宅」などの町家に出会うことができます。

博物館 明治村

・住所:愛知県犬山市内山1−1
・アクセス:電車・車でのアクセス方法詳細はこちら
・開村時間:
 4月~7月、9月、10月 9:30 ~ 17:00 / 8月 10:00 ~ 17:00 / 11月 9:30 ~ 16:00 / 12月~2月 10:00 ~ 16:00 / 3月 9:30 ~ 17:00
・料金:一般 2,000円、中学生・小学生 700円
・サイト:https://www.meijimura.com/

ほかにもまだある、愛知県の建物博物館

豊田市民芸館

築100年以上の伝統建築をいかした「飛騨高山まちの博物館」(高山市 / 岐阜県)

東海 建物博物館
出典:(一社)飛騨・高山観光コンベンション協会

1875年に建てられた旧永田家の檜造りの土蔵(旧酒蔵・旧文庫蔵・旧米蔵など)を活用した博物館「飛騨高山まちの博物館」。

城下町の形成と町家文化をテーマに高山の成り立ちや、継承されている文化などを展示。14の展示室は、高山祭や町家、城下町の成り立ちなど、また郷土ゆかりの文人や美術、飛騨にゆかりの深い円空などそれぞれのテーマで構成させれています。

飛騨の歴史民俗資料約7万5000点を所蔵し、そのうち900点が常時展示されています。

飛騨高山まちの博物館

・住所:岐阜県高山市上一之町75
・アクセス:JR高山駅 まちなみバス 11分
・開演時間:展示室 9:00~19:00 / 庭園 7:00~21:00
・料金:無料
・サイト:https://www.city.takayama.lg.jp/machihaku/

まだまだある、岐阜県の建物博物館

日下部民藝館
高山市立飛騨民俗村
飛騨荘川の里

東海道五十三次の雰囲気を残す建物博物館「島田市博物館」(島田市 / 静岡県)

東海 建物博物館
出典:島田市博物館 公式Facebook

静岡県島田市にある博物館島田市博物館」。

島田市は東海道五十三次の23番目の宿場「島田宿」として栄えたことから「旅と旅人」をメインテーマとして、人はなぜ旅をしたのかを考え、江戸時代後期の大井川と川越しの様子、島田宿の川留め文化などが常設展示されています。

民俗資料を展示する分館の日本家屋は、明治23年に建てられた町家「旧桜井邸」で、正面の玄関から2階の屋根まで葺き上げた瓦の大屋根が特徴の町家は、旧家の風情が漂っています。また、宿場町の雰囲気を残す「島田宿大井川川越遺跡」も見ものです。

静岡 博物館
出典:島田市博物館 川越遺跡

島田市博物館から東へ続く約300メートルのルート(旧東海道エリア)は、昭和41(1966)年に国指定の史跡「島田宿大井川川越遺跡」。

江戸時代、幕府により架橋、通船を禁じられていた東海道最大の難所”大井川”は川越人足たちの手を借りなければ渡ることができず、川越遺跡周辺は大変賑わっていました。島田宿の川越しの拠点となったこの地は、当時の町並みが復元・保存された江戸時代の情緒を残す野外ミュージアム的な空間です。

島田市博物館

・住所:静岡県島田市河原1-5-50
・アクセス:電車・車でのアクセス方法詳細はこちら
・開館時間:9:00〜17:00(閉館:月曜日)
・料金:一般:300円 / 中学生以下:無料
・サイト:https://www.city.shimada.shizuoka.jp/shimahaku

ほかにもまだある、静岡県の建物博物館

静岡市立芹沢銈介美術館

魅力は建物博物館だけじゃない!東海エリアの町家や古民家が残る古い街並み

東海地方には建物博物館だけでなく、ぶらりといけるスポットが多数。

高層ビルが立ち並ぶ名古屋市中心街から1時間以内にアクセスできる古い町並みが複数ある愛知県や、全国的にみても重要伝統的建造物群保存地区に認定された地域が多い岐阜県などで多くの古い街並みに出会えます。

年間300万人が訪れる古い街並み「高山」(岐阜県)

博物館 東海

高山は、豊臣秀吉に仕えた武将・金森長近によって築かれた城下町。

上一之町、上二之町、上三之町からなる「さんまち」を中心に、昔ながらの町家が軒を連ねるレトロな町並みが残されています。町家は現在、カフェやショップ、お土産物店などに改装されているので、そぞろ歩きをするだけでも楽しめます。

名古屋市内の古い町並み「有松」(愛知県)

博物館 東海
出典:愛知県の公式観光ガイド AichiNow

慶長13年(1608)に尾張藩の奨励によってつくられた有松。こちらは名古屋市内の古い町並みです。

耕地も少なかったため、副業として絞染めを工夫したのが有松絞のはじまりです。 天明4年(1784)の大火により村の大半が焼失。火災に備えて漆喰を厚く塗り込めた塗籠造とし、萱葺き屋根に替わって瓦葺が使用されました。

重要伝統的建造物群保存地区にも指定。今も当時の面影を残した町家が並び、有松地区ならではの風情を漂わせています。

全国の建物博物館

東海だけでなく、全国各地に魅力的な町家・古民家、文化を紹介する施設がたくさん。

旅行の目的に、ついでにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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