福島の人気観光スポットの1つ「会津若松」。
七日町通りにはレトロな古い街並みが残り、重要伝統的建造物群保存地区には認定されていないものの非常に人気のエリアです。
今回は町家・古民家好きのライターが実際に訪れて、おすすめだったスポットをご紹介します。
電車でも車でもアクセスしやすい会津若松 七日町通り
会津若松 七日町通りへのアクセスは車が比較的便利。 会津若松I.Cより10分ほどで到着します。
電車であれば、 JR只見線 七日町駅下車すぐ。
会津若松 七日町通りへのアクセス
・住所:福島県会津若松市七日町
・車でのアクセス
会津若松I.Cより10分
・電車でのアクセス
JR只見線 七日町駅下車すぐ
まずは会津若松の歴史について予習
蔵や洋館、木造の商家が残る町並み「会津若松」。
会津五街道の起点として藩政時代に賑わいました。白虎隊自刃の地・飯盛山からは、幕末当時の赤瓦に復元された鶴ヶ城が見渡ます。
かつて戦国武将の蒲生氏郷が整備した城下町は、織田長の「楽市」を発展させた「十楽」という制度を敷いて漆器や酒造りを奨励。
藩政時代、会津五街道の起点として賑わった町も戊辰戦争を経て、復興を誓った商人たちが新たに建てた洋館や店蔵などが建てられました。
城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ね、大正浪漫の雰囲気のただよう七日町通りや、野口英世が書生として多感な青春時代を送った野口英世青春通りなどに洋館や蔵などが残されています。
会津若松 七日町通りの観光スポット
蔵や洋館、木造の商家とさまざまな建築物が残る「会津若松 七日町通り」。
街歩きも魅力的ですが、町家の内部を公開している施設や、酒造見学できる施設があります。
会津若松一の豪商の邸宅「福西本店」
会津若松の大商人福西家が、その豊かな財を費やして100年ほど前に建てた蔵と商家建築「福西本店」。大通りに面した店蔵、仏間蔵、炭蔵の3棟の蔵の外壁は、黒漆喰で建てられています。
黒漆喰の重厚な店蔵では、大正時代の豪勢な商家の風情を身近に味わいながらショッピングやグルメを楽しむことができます。
また、内部は見学も可能。大商人のこだわり、威勢や財力を感じることができます。
福西本店
・住所:会津若松市中町4-16
・入館料:500円
・営業時間:10~17時(冬期は16時まで)
・定休日:無休
・サイト:https://www.fukunishi-honten.jp/
海産問屋として栄えた「渋川問屋」
明治から大正時代に建てられた元海産物問屋の店舗や蔵を利用した料理店「渋川問屋」。江戸時代から続く歴史ある問屋。今でも当時の趣を残す落ち着いた建物が魅力的です。
大正時代の建物をリノベーションした店内では、会津の郷土料理が味わうことができます。
渋川問屋
・住所:〒965-0044 福島県会津若松市七日町3−28
・アクセス:会津若松駅より車で約10分
・サイト:https://shibukawadonya.com/
レトロな七日町通りのお店
レトロな建物が並ぶ七日町通りにはお土産屋さんをはじめ、ランチやドリンクを楽しむことができる場所が複数あります。
下記に一部をご紹介します。
「七日町通り」以外にも見所いっぱい!福島県の古い街並みへ
福島県の古い街並みは「会津若松 七日町通り」以外にも。
福島県では、会津五街道の起点として賑わった「会津若松」をはじめ、多種多様な蔵が4000軒残るといられる「喜多方」、旧宿場、茅葺き屋根の家並みを丸ごと残す「大内宿」など、魅力的な古い街並みが残ります。
会津若松の近くであれば、大内宿まで車で1時間かからずにアクセスできます。
重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)は、昭和50年の文化財保護法の改正により、歴史的な風致を形成している伝統的な建造物群を、新しいカテゴリーの文化財として残していこうと始まった制度です。
福島県の重要伝統的建造物群保存地区は3ヶ所。
今もなお、約40軒の茅葺き屋根の家並みが軒を連ねる「大内宿」や、喜多方ラーメンの発祥の地であり、蔵の街としても名高い「喜多方小田付」、農耕馬と同じ棟屋に暮らした昔の民家”曲家”が残る「前沢」です。
福島県の代表的な古い街並み
- 大内宿(宿場町)11.3ha
- 喜多方小田付(在郷町・醸造町)15.5ha
- 前沢(山村集落)13.3ha
- 会津若松(城下町)
- 白河(城下町)