町家レジデンスイン京都宿泊記。京都五花街のひとつ「宮川町」の路地奥にたたずむ町家宿「町家レジデンスイン京都 つき草庵」に泊まってみた。

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町家レジデンスイン京都

全国にある町家や古民家を活用した魅力的なホテル・宿泊施設。

京都・金沢・高山の伝統家屋である「町家(町屋)」をリノベーションした町家宿 「MACHIYA INNS & HOTELS(町家インズ&ホテルズ)」。京都市内では約50棟の完全プライベート空間の一棟貸し町家「町家レジデンスイン京都」を展開しています。

今回は、町家レジデンスイン京都の中でも、祇園までたった5分。京都五花街のひとつ「宮川町」の路地奥にたたずむ町家宿「町家レジデンスイン京都 つき草庵」に泊まってみたのでご紹介していきます。

目次

京都市内に約50棟点在する町家宿を1日1組様限定宿、町家レジデンスイン京都

古民家 宿泊

「町家レジデンスイン京都」は、株式会社エイジェーインターブリッジが展開する 「MACHIYA INNS & HOTELS(町家インズ&ホテルズ)」の京都シリーズ。京都市内に約50棟点在する、完全プライベート空間の一棟貸し町家での宿泊を楽しむことができます。

「MACHIYA INNS & HOTELS(町家インズ&ホテルズ)」が展開する宿は、一軒家の町家をまるごと一棟貸し切り、プライベートな空間で、いつもの旅と一味違う特別なローカル体験を堪能できる「一棟貸し町家」と、町家の中に洗練された様々なお部屋を設え、伝統的な町家の様式美を体感できる「デザイナーズ町家ホテル」の2パターン。

古民家 宿泊

それぞれの町家は、伝統的な当時の趣を残しながら、現代にあわせてリノベーションされているので、快適であることはもちろん、“暮らすように泊まる”だけではない、ワンランク上の特別な滞在時間を過ごすことができます。

町家レジデンスイン京都では、2~9名様までご宿泊できるので、ご家族での利用はもちろん、カップルや、友達同士で、京都の伝統に溶け込むような宿泊体験ができます。すべての町家が行政から旅館業許可を取得しているので、防災面も安心です。一棟貸切のプライベート空間ですが、スタッフと24時間連絡を取ることが可能です。

一部施設を除いて浴衣がないこと、チェックインは宿泊先ではなく、共通のチェックインカウンターでおこなう必要があるので、こちらはご注意を。

今回泊まったお宿「町家レジデンスイン京都 つき草庵」

町家レジデンスイン京都

今回宿泊したのは、京都五花街のひとつで、軒先に吊るされた提灯のあかりが花街の情緒漂う宮川町。その路地奥にたたずむ一棟貸しの町家(町屋)宿泊施設が「町家レジデンスイン京都 つき草庵」。美しい景観の人気観光地「祇園」や京都の繁華街「四条河原町」が徒歩圏内にありながらも、落ち着いた雰囲気の立地でした。

町家レジデンスイン京都 つき草庵

・住所:〒605-0816 京都市東山区西御門町440-8

 ・京阪電車「祇園四条駅」から徒歩5分

 ・バス停「河原町松原」徒歩4分

・宿泊料金:2名/1泊 平均¥31,000〜(税込)

・URL:https://www.kyoto-machiya-inn.com/jp/accommodations/tsukikusa/

町家レジデンスイン京都

京町家(京町屋)らしい坪庭の眺めを楽しめる和室の居間、居間と隣り合ったダイニングとの間には仕切りが無く、繋がったひとつの空間として広々とお使いいただけます。2階には和洋2つのタイプの寝室を備えており、洋寝室のベッドに横たわると、町家の梁や柱を残した高い天井が望め、開放的な空間でお休みいただけます。

また、「町家レジデンスイン京都 つき草庵」ならではの、五右衛門風呂のようなバスタブから、町家の坪庭を眺めながらのバスタイムも格別。浴室の他に、自炊に十分な広々としたキッチンなどの水回りもすべて現代的に使いやすくリノベーションされています。

町家レジデンスイン京都のチェックイン方法

古民家 宿泊

町家レジデンスイン京都の、チェックインカウンターは京都駅から徒歩3分ほど(京都市下京区東塩小路町685-2)。営業時間は10:00-19:00なので、15:00までにチェックインを済ませればスーツケースなどの荷物を宿泊先に届けてもらうことも可能です(配送は順次行うため、時間は希望に沿うことができません)。

完全プライベート空間の一棟貸し町家なので、スタッフが常駐していません。そのため、町家レジデンスイン京都利用者は、共通のチェックインカウンターでチェックインをする必要があります。

チェックイン時に、施設の詳細の説明と、宿泊先の町家に入るための専用暗証番号を発行してもらえます。暗証番号による解錠でなので、事前に鍵の受け渡しはありません。

「町家レジデンスイン京都 つき草庵」へ

町家レジデンスイン京都

京都には多くの路地が残っていますが、基本的には住宅利用されているため「入ってみたいけど、入りづらい」もの。

「町家レジデンスイン京都 つき草庵」は、花街の情緒漂う宮川町の路地奥にたたずむ一棟貸しの町家。舞妓さんが行き交う風情あふれる通り「新宮川町通」から、L字の路地を奥に進んだ最奥にその居を構えます。京都の路地の世界を堪能できる好物件です。

町家の魅力。坪庭の眺めを楽しめる1階

町家レジデンスイン京都

「つき草庵」と書かれた暖簾をくぐり、扉を開けると土間を残したダイニング。ダイニングには、6人がけのテーブルを備え、古い柱や天井が町家の年月を感じさせます。

吹き抜けの天窓からは光が入る開放的な空間。床暖房完備で冬でも暖かく過ごせます。

町家レジデンスイン京都

ダイニングの奥には、京町家(京町屋)らしい坪庭の眺めを楽しめる和室の居間。

居間と隣り合ったダイニングとの間には仕切りが無く、繋がったひとつの空間として広々と使用することができました。床暖房がついているので、滞在中は畳に座って、温まりながら坪庭をゆったりながめる。そんなひとときを味わうことができました。

町家レジデンスイン京都

居間奥の縁側の先にはお手洗い。洋式の綺麗なお手洗いなので助かります。

トイレは暖房のあるエリアから離れているので、寒い(これも町家あるある)。電気ストーブが用意されているので、トイレに行く前に縁側を温めておくとよさそうです。

町家レジデンスイン京都

「町家レジデンスイン京都 つき草庵」でうれしかったのは、水回りもすべて使いやすく現代的にリノベーションされていたところ。

広々としたキッチンには、IHコンロ、冷蔵庫、調理器具など自炊に十分な調理器具が用意されているので、食材を買ってお料理もおすすめです。

町家レジデンスイン京都

町家レジデンスイン京都の町家宿では、洗濯機やアイロンなどが一式揃っているのも助かります。長期滞在にも最適です。

町家レジデンスイン京都

日中・夕方・夜と時間に合わせて表情を変える坪庭。

町家レジデンスイン京都 つき草庵ならではの五右衛門風呂のようなバスタブから、町家の坪庭を眺めながらのバスタイムも格別でした。

ちがった町家の魅力に出会える、洋寝室と和寝室

町家レジデンスイン京都

2階は洋寝室と和寝室の2部屋。

洋寝室は、古い町家の梁や柱を残し、趣を感じさせるベッドルーム。障子の窓からは柔らかい光が入り、安らぎをもった空間です。

町家レジデンスイン京都

和寝室は、繊細な木の建具の窓を開くと、町家の坪庭の緑が見下ろせる空間。

3名様以上で宿泊の場合は、こちらに布団を準備いただき、宿泊できます。床の間や優しい色の襖が、和室らしい落ち着きを感じさせてくれます。

京都観光はもちろん、町家購入検討の体験としても魅力的!

町家レジデンスイン京都

京都の中心部からも近く、駅からのアクセスも良好。雰囲気もばっちり。

京都五花街のひとつで、軒先に吊るされた提灯のあかりが花街の情緒漂う宮川町は、祇園のすぐそばのエリア。歴史の教科書にも登場する平清盛像で有名な「六波羅蜜寺」まで徒歩4分。「建仁寺」「八坂神社」「高台寺」など多くの寺社仏閣が徒歩でアクセス可能です。人気観光地「祇園」、大型商業施設が立ち並ぶ京都の繁華街「四条河原町」や「先斗町」まで徒歩圏内。ショッピングやお食事には事欠きません。

「町家レジデンスイン京都 つき草庵」。京都観光の拠点に利用するのはもちろん、町家を購入して住みたいなと考えている方の体験にも、もってこいの滞在でした(町家レジデンスイン オリジナルブレンドのMACHIYA コーヒーもおいしかった…)。

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