都市圏から離れて地方や田舎でで過ごしたい、移住してみたい。古民家や町家をリノベーションして自分なりの暮らしを楽しみたい。
そんな時には、空き家の売り手と借り手を仲介してくれるサービス「空き家バンク(空き家情報バンク)」がおすすめです。
今回は群馬県の空き家バンクをご紹介します。
空き家バンクを探す前に、群馬県の特徴をご紹介
12市15町8村からなる群馬県。
群馬県には上毛三山などの山々や、 尾瀬、利根川などの 清流といった豊かな自然、 草津や伊香保、水上、四万をはじめ、 たくさんの温泉があります。また、上州和牛や下仁田ネギ、 しいたけなどの豊富な農畜産物や、 おっきりこみに代表される粉食文化を誇り、 自動車産業や伝統工芸品など、 様々な産業も発達しています。
北部と南部では気候が異なります。
北部は日本海側気候。標高が高い地域が多いから、夏は涼しく快適です。夏の寒暖差が大きいので、おいしい高原野菜がとれる地域もたくさん。冬は雪や雨の降る日が多く、たくさんのスキー場があり、ウインタースポーツが楽しめます。
南部は太平洋側気候。首都圏とほぼ同じ気候。夏は館林市や伊勢崎市など全国最高気温が話題になる地域もあります。冬は冷たく乾燥した季節風「からっ風」が強く吹き、夜は星がきれいに見えます。
空き家バンクを利用するにあたっても、上記の特徴を理解しておけば、気になる自治体を選びやすいのではないでしょうか。
群馬県の空き家バンク一覧
群馬県の空き家バンクは下記の通りです。
都道府県 | 市区町村 | 空き家バンク(リンク付き) |
---|---|---|
群馬県 | 全域 | 空き家関連情報(群馬県ホームページ) |
群馬県 | 桐生市 | 空き家・空き地バンク |
群馬県 | 伊勢崎市 | 空き家情報バンク |
群馬県 | 館林市 | 城下町たてばやしの空き家バンク |
群馬県 | 渋川市 | 渋川市空き家バンク |
群馬県 | 藤岡市 | 藤岡市空き家バンク |
群馬県 | 富岡市 | 富岡市空き家バンク |
群馬県 | 安中市 | 空き家バンク |
群馬県 | みどり市 | みどり市空き家バンク |
群馬県 | 吉岡町 | 吉岡町空き家バンク事業 |
群馬県 | 神流町 | 神流町空き家バンク |
群馬県 | 下仁田町 | 下仁田暮らし。 |
群馬県 | 南牧村 | 古民家バンク |
群馬県 | 甘楽町 | 空き家バンク |
群馬県 | 甘楽町 | 空き家バンク |
群馬県 | 長野原町 | 長野原町空き家バンク |
群馬県 | 嬬恋村 | 嬬恋村空き家バンク |
群馬県 | 高山村 | 高山村空き家バンク |
群馬県 | 片品村 | 群馬県片品村空き家&仕事バンク |
群馬県 | 昭和村 | 昭和村ホームページ(空き家バンク) |
群馬県 | みなかみ町 | みなかみ町空き家バンク |
群馬県 | 玉村町 | 空き家について 玉村町 |
群馬県以外の、近隣の空き家バンクについてもまとめました!
近隣エリアで、古民家をはじめとした物件を紹介してくれる空き家バンクについてもまとめてみました。
こちらも参考にしてみてください。
空き家バンク利用上の注意
空き家バンクの利用にあたって意識しおきたいことをまとめてみました。
生活環境が自分に合っているとは限らない
空き家を手放すからにはそれなりの理由があることが考えられます。
例えば下記のようなパターンが考えられます。
- 交通の便が良くない
- 生活に必要な施設(スーパーや病院など)が近郊にない
- 学校や役所などが近郊にない
上記のように施設に関連するものもあれば、その地域の特徴やコミュニティになじめるかどうかも重要です。物件の購入を決める前や入居前には、必ず現地で内部や周辺環境を確認しておきましょう。
空き家期間が長い古民家だと、物件に問題がある可能性も
空き家物件自体に問題がある可能性があります。
修繕などで費用が想像以上に発生する可能性と、建て替えや売却ができない物件です。
修繕などで費用が想像以上に発生する可能性
空き家になって人が生活しなくなると、どうしてもいたみやすくなってしまいます。
リノベーションによる修繕を前提に物件を探されている方も多いと思いますが、予想以上に修繕費がかかる可能性があることを考慮しておく必要があります。残置物の撤去が発生することも多いため、ここにも費用が発生します。
建て替えや売却ができない古民家も
建て替えができないパターンは、接道義務をみたいしていないなど再建築不可物件である物件。
こちらは、再建築不可物件を魅力的な物件へ”リノベーション”する、接道義務を満たす土地にするなど、事前に理解しておくことで、「固定資産税や都市計画税が安い」「相続対策に有利」などのメリットを教示することが可能です。
売却ができない物件は僻地で買い手がいないパターン、事故物件などで買い手が見つからないパターンなどがあります。この辺りも把握しておくとよさそうです。
所有者と直接交渉する必要があるものも
空き家バンクが不動産会社を介して契約できる仕組みを作っていることもありますが、
そうでないパターンが多く所有者と直接交渉する必要があります。
空き家バンクを運営しているのは自治体です。営利目的ではないため、契約や仲介に関与していません。所有者と直接交渉する必要があることを理解しておきましょう。心配であれば現地の不動産会社に間に入ってもらうことも可能です。
無料譲渡の場合の古民家にかかる費用を知っておきましょう
無料で空き家を譲ってもらっても、取得するためにはさまざまな税金などの支払いが必要です。
空き家バンクで手に入れた古民家を自身の名義にするために必要な費用を確認して、資金計画を立てましょう。
購入した物件の所有権を公的に証明する「登記費用」
<空き家バンクで取得した古民家の登記にかかる費用>
・登録免許税:固定資産税評価額の2%
・司法書士代行費用:数万~5万円 / 1件
・印紙代:200円
「不動産登記」は義務化されていないため、対応しない方も。
しかし、物件の悪用や所有権の争いといったトラブルを防ぐために、古民家を無償で取得した場合でも、登記の手続きを行うことを強くおすすめします。
かかるのは下記の金額。
空き家バンクで取得した古民家にかかる税金
個人から個人への譲渡: この場合、贈与税が譲られる側に課せられる可能性があります。譲る側には所得税や住民税が課されることはありません。
個人から法人への譲渡: 譲られる側の法人には法人税が課せられる可能性があります。また、譲る側の個人には贈与税が発生する可能性があります。
法人から個人への譲渡: 個人が法人から不動産を無償で譲り受ける場合、個人には贈与税が課せられる可能性があります。法人側には法人税が発生することが一般的です。
法人から法人への譲渡: 法人間での譲渡では、受贈側の法人に対して法人税が課せられることがあります。譲渡側の法人には、場合によっては特定の税金が発生することがあります。
不動産の無償譲渡では、譲る側と譲られる側にそれぞれ課せられる税金が異なります。
これらの税金は、譲渡が個人間で行われる場合と法人間で行われる場合によっても異なるので、具体的には上記の4つのパターンに分けて確認しましょう。
これらの税金の詳細や手続きについては、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
正確な情報を得て、適切に対応することで、不要な税負担を避けることができます。