築80年の伝統的な木造建築の町家を、里山資源を生かし改築した「アイショウ」がプレオープン。
一日ひと組の宿泊施設が筑波山麓北条にうまれます。
昔から呼ばれてきた屋号を継承し名付けられた「アイショウ」。
江戸時代から筑波山参拝の門前町として栄えてきた北条の地。
この筑波山麓北条で、昔から呼ばれてきた屋号を継承し「アイショウ」の名を冠した宿になりました。
築80年の伝統的な木造建築の町家を改築。建材や塗料、リネンの素材にいたるまで一切妥協せず、自然であることに徹底的にこだわり、設計デザインされました。
また根付いた文化や手仕事を伝え、現代工藝を体感していただくしつらえとなっています。
アイショウ
・場所:茨城県つくば市北条197-1
・宿泊料金:19,000円(1名様)〜 *詳細はサイトをご確認ください
・サイト:https://aisho-hojo.jp/
江戸時代に筑波山参拝の門前町として栄えた「北条」
江戸時代に筑波山参拝の門前町として栄えた「北条」。歴史的な店蔵や土蔵の街並みが今でも残されています 。
北条を横断する道が山側から古代・江戸初期・近代と並んでいて、商店街の並ぶメインストリートは江戸時代のはじめに整備されました。
残念ながら、町場は火災が多く、たびたび大火に見舞われているため貴重な資料となる古文書がほとんど残されていません。
文化8年(1811年)にあった大火の後から防火性能を持つ土蔵造りの店蔵が軒を連ね、見事な街並みが生まれました。今でも数多く残る店蔵や土蔵は歴史を語る上で貴重な存在になっています。
アイショウの3つの魅力
清々しい宿泊体験をさそう、杉の効能
極上杉の無垢板を、茨城県と徳島県から見繕い、建物全体に使用。茅葺き屋根の技術を、天井や壁に内装として設ています。
まるで森の中にいるような、清々しい宿泊体験が可能。「あー良く眠れた。」そんな素晴らしい朝を堪能してみてください。
現代工藝の趣をたたえる幻想的な空間
歴史的な豪華な古民家ではなく、日本の一般的な民家として使用されてきた「アイショウ」。
だからこそ自由に、伝統技術の現代への提案を行なう、工藝の家としてうまれかわりました。身近な素材とそれを活かす職人の技で作られた建物と同じくして、日本の美意識を体感できる現代工藝がしつらえられています。
お部屋はもちろん、建物全体に使用されている、自然素材につつまれる
自然素材は、お部屋はもちろんのこと、お風呂や廊下、さらにはお客さまには見えない場所まで、建物全体に用いています。
その心地よさと深い安心感を体験してみてください。
アイショウの魅力的な2つの客室
一の階「柘榴の部屋」
柘榴の木やお庭が見える、二間続きのお部屋。
大きな坪庭からの光が反射するように、開放的な茅吹きの吹き抜け天井を照らし、幻想的なリビングの景色が、一瞬で非日常の世界に誘います。
昔のままの梁、あえてむき出しにした竹小舞、鬼怒川の砂を混ぜた漆喰の壁は、伝統的な日本家屋の良さを、作家の手仕事から生まれた灯りたちが優しく照らします。
二の階「繭の部屋」
かつて養蚕業が盛んだった茨城県一帯。
全国にある蚕影神社の総本山が、筑波山麓にはあります。
ご縁は紡いでいかれることを感じられる、数珠つなぎのように町の人々と未来へ繋がるような、そんな景色が見られる藁の畳床の和室一間です。